ネタバレ無しで紐解く『マツリカ・マジョルカ』小説感想

matsurika_majolka_spoilerfree 小説 – 紹介レビュー

小説『マツリカ・マジョルカ』は相沢沙呼さんが描くユニークな世界観の作品です。

地味な高校生活を送る主人公が、謎多き女性との出会いを通じて未知の日常へ足を踏み入れる物語。
どこにでもあるようでどこにもない、日常の中に潜むミステリーを解き明かしていく過程は、まさに非日常の醍醐味です。

ご注意:
この記事には出版社のサイトや販売ページに掲載されている書籍情報、簡単なあらすじや登場人物、構成、テーマについての情報を含んでいます。ネタバレ無しですが、これらの情報が読書体験に影響を与える可能性がありますので、完全な初見で作品を楽しみたい方はご注意ください。

作品概要

タイトル マツリカ・マジョルカ
著者 相沢沙呼
出版社 角川書店 角川文庫
発行 初刊:2012年02月 文庫:2016年02月
ページ数 288ページ
推定読書時間 3.4時間~5.1時間
シリーズ マツリカシリーズ
次作 マツリカ・マハリタ

『マツリカ・マジョルカ』のあらすじ

柴犬、こっちへおいで!
柴山祐希、高校1年。クラスに居場所を見つけられず、冴えない学校生活を送っていた。
そんな彼の毎日が、学校近くの廃墟に住む女子高生マツリカとの出会いで一変する。
「柴犬」と呼ばれパシリ扱いされつつも、学校の謎を解明するため、他人と関わることになる祐希。
逃げないでいるのは難しいが、本当は逃げる必要なんてないのかもしれない……何かが変わり始めたとき、新たな事件が起こり!? 
やみつき必至の青春ミステリ。

KADOKAWAオフィシャルサイト

個性的なキャラクターと日常に潜むミステリー

『マツリカ・マジョルカ』は短めのエピソード4つを集めた短編集です。
マツリカにこき使われる柴山が実働部隊で、柴山の報告や体験を聞いたマツリカが安楽椅子的に事件を推理するという形式。

学校周りの日常に起こる謎が中心なので、長編本格ミステリにあるような重厚感は控えめです。
重い雰囲気が少ないだけで実は…というところは確かにあるんですが、基本的にライトな語り口ですね。

メインキャラクターは少なめで、柴山祐希とマツリカの話という感じ。
特にマツリカはそのドSな性格や謎に満ちた行動で、一読して忘れられない強烈な印象を残します。
柴山もある意味で印象深いキャラクターではあります。

大体はマツリカが変なものを見つけてきて、「やれ」「へい!」「こうでした!」「無能が」的なノリ。
極道みたいですが多分読んだ人には伝わると思います。

『マツリカ・マジョルカ』の口コミ

『マツリカ・マジョルカ』の読者レビューは、Amazonでの総合評価は比較的高評価を得ています。
高評価をつけた読者からは、登場人物の個性や日常に隠されたミステリーへの興味喚起、マツリカと柴山の関係性に対する好評が見られます。

一方で、星3つ以下の評価を見ると、主人公の性格や行動への批判、ミステリー要素に対する期待外れの声が散見されます。
特に、主人公の女性に対する見方や心理描写に不快感を感じた読者もいるようです。

また、キャラクターの過度な個性が物語の現実感を損なっているとの意見もあり、読者によって受け止め方が分かれる作品であることが伺えます。

全体的にはその個性的なキャラクターと日常の中の非日常を描いたストーリーテリングで多くの読者を引き込んでいますが、一部にはキャラクターやプロットに対する否定的な意見も存在します。

マツリカさんのキャラが魅力的で読み応えあり
コミカルな謎解きに隠された深い真相が面白い
各章の伏線と最後の謎解きがスッキリする
マツリカと柴山の微妙な関係が微笑ましい

主人公が変態すぎて気持ち悪い
主人公のヘタレ具合がちょっと…
ミステリーとしては期待外れだった
マンガ的な個性が強すぎて浮いてる感じ

『マツリカ・マジョルカ』読後感想・まとめ

小説『マツリカ・マジョルカ』は、数少ないキャラクターをを受け入れられるかどうかが評価を分けるポイントだと思います。

個人的には主人公のエロ妄想がちょっと気になりましたねー。
この作品の特徴的な部分の一つで、私が誰かに紹介するとしたら真っ先に挙げてしまうくらいには印象に残った要素です。

一つ一つを見れば高校生だししょうがないね、と気持ちもわかるんですが、なんというか結構しつこいんですよね。
女友達ならまだいいにしても、初対面くらいの女性には勧められないなと思いました。下手したらセクハラとか言われそう。

ミステリーの部分は正直モヤっとしています。
各話において全体のストーリーとしてはいいんですけど、まとめ方、終わり方がスッキリしないというか。
敢えて、ということだと思うんですけどね。

<特におすすめしたい方>
日常系のゆるめのミステリーを求めている方
女性の太もも、絶対領域が好きな方
(ドMな方)

やや批判的な意見が多くなりましたが、作品全体としては楽しめましたし、そのうち続編にも手を出してみたいと思ってます。
その後の作品であの二人がどうなっていくかは楽しみにしています。

『マツリカ・マジョルカ』 – ネタバレ解説考察記事

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