『アリバイ崩し承ります』は大山誠一郎によるミステリー小説であり、アリバイ崩しに主眼を置くユニークな作品です。
アリバイ崩しという特化したテーマでありながら、キャラクターの魅力やストーリーのテンポの良さも相まって、多くの読者から評価されています。
2019年にはドラマ化もされ、浜辺美波が主演を務めるなど、メディアミックス展開も話題となりました。
さらに続編や関連作品も発表され、ファン層を広げています。
ご注意:
この記事には出版社のサイトや販売ページに掲載されている書籍情報、簡単なあらすじや登場人物、構成、テーマについての情報を含んでいます。ネタバレ無しですが、これらの情報が読書体験に影響を与える可能性がありますので、完全な初見で作品を楽しみたい方はご注意ください。
『アリバイ崩し承ります』の作品情報
| タイトル | アリバイ崩し承ります |
| 著者 | 大山誠一郎 |
| 出版社 | 実業之日本社 実業之日本社文庫 |
| 発行 | 初版:2018年9月 文庫:2019年11月 |
| ページ数 | 320ページ |
| 推定読書時間 | 3.8時間~5.7時間 |
| シリーズ | アリバイ崩し承りますシリーズ |
| 次作 | 時計屋探偵の冒険 アリバイ崩し承ります2 – 紹介記事 |
『アリバイ崩し承ります』は大山誠一郎さんによって執筆されたミステリー小説です。
本作は2018年に刊行され、時計屋を舞台にしたアリバイ崩しをテーマにしています。
2019年にはテレビ朝日で浜辺美波さん主演でドラマ化もされ、2022年には続編の『アリバイ崩し承ります2』も刊行されています。
2019年に「本格ミステリ・ベスト10」で第1位を獲得しており、ミステリーファンからも評価が高いことが伺えますね。
『アリバイ崩し承ります』あらすじ
連続TVドラマ化!(出演 浜辺美波 安田 顕/テレビ朝日系 2020年1月クール)
本格ミステリ・ベスト10 2019原書房 第1位!美しき時計屋探偵が、事件や謎を解決!?
時を戻すことができました
アリバイは、崩れました!美谷時計店には「時計修理承ります」とともに「アリバイ崩し承ります」という貼り紙がある。難事件に頭を悩ませる新米刑事はアリバイ崩しを依頼する。ストーカーと化した元夫のアリバイ、郵便ポストに投函された拳銃のアリバイ……7つの事件や謎を、店主の美谷時乃は解決できるのか!? 「2019本格ミステリ・ベスト10」第1位の人気作、待望の文庫化! 解説/乾くるみ
乾くるみ(小説家)さん絶賛!
実業之日本社
「本書を通じて、謎解き小説の面白さに目覚めてもらいたい」
「唸り、仰け反り、ひざを打ち、最後には拍手喝采してしまいました」宇田川拓也 ときわ書房本店
「大山節が炸裂している。全てが驚かされるぞ」三島政幸 啓文社ゆめタウン呉店店長
「本格推理小説界の新たなる安楽椅子探偵に惜しみない拍手を送ります」井上哲也 大垣書店豊中緑丘店
アリバイ崩し専門!『アリバイ崩し承ります』独自の世界

物語の舞台となるのは、美谷時乃が経営する「美谷時計店」。
依頼者の話を聞き、卓越した推理力で様々なアリバイトリックを解明していきます。
時間のトリック、証拠の改ざん、証人の証言の崩壊など、あらゆる角度からアリバイが検証されます。
単にアリバイを崩すだけでなく、事件の背景や人間関係にも深く切り込み、読者を驚かせる工夫が随所に盛り込まれています。
多少アプローチが似ているなと思う話もありましたが、色々なアリバイの手法があって、一風変わった謎解きをしたい読者にはぴったりです。
『アリバイ崩し承ります』の口コミ分析
『アリバイ崩し承ります』はその巧妙なトリックと独特の設定で高い評価を得ています。
特に美谷時乃のキャラクターと彼女が解決するアリバイ崩しのプロセスは、多くの読者から支持されています。
一部の読者からは、トリックの予測可能性やキャラクター描写の浅さが指摘されていますが、それを上回る評価が多いことから、全体として非常に成功した作品と言えます。
口コミやレビューの中で多く見られるのは、時乃のキャラクターに対する愛着と、各話ごとに異なる事件で読書を飽きさせない点です。
また、ドラマ化されたことでさらにファン層が広がり、映像作品としても楽しめる点も評価されています。
アリバイトリックの魅力やキャラクターの個性が光るこの作品は、ミステリーファンのみならず、幅広い読者層にお勧めできる一冊です。
アリバイトリックが巧妙で驚かされる。
毎話異なる事件でバラエティに富んでいる。
推理の過程が丁寧で、読者も一緒に考えさせられる。
短編集なので一気に読まなくても楽しめる。
展開の一部が予測可能でミステリーファンには物足りない。
一部のアリバイトリックに無理矢理感がある。
トリックの説明が難解で理解しづらい場面がある。
時乃のキャラクターが理想的すぎて現実味に欠ける。
『アリバイ崩し承ります』感想レビュー
この作品は軽めな文体と短編集形式が非常に読みやすいのがいいですね。
一話一話が短めで気軽に読めるため、ちょっとした待ち時間とかにでも結構読めてしまうと思います。
各話のアリバイ崩しは真相を聞くまで一つも当てられなかったです。
「これはどうなんだ?」というところを少し調べてみたりしたんですが、最終的には納得させられる場面が多かったですね。
現実的な視点で考えるといろいろな可能性が考えられるし、偶然が作用したところもあったりと、トリックをすべて完全に予測するのは難しかったです。
キャラクターに関してはやはり美谷時乃。この人がすごすぎるのか警察がしょぼすぎるのか。
いくつかの事件はちゃんと調べればアリバイ崩せただろと思うものもありました。
まーでも冷静かつ鋭い洞察力でシナリオを組み立てる安楽椅子探偵ぶりは確かに魅力的でした。
そのためには残念ながら警察には脇役に徹していただかないといけません。
あとドラマ版はまだ視聴していないので、機会があれば原作と比較してみたいですね。
全体として、アリバイ崩しというテーマに特化した作品でありながら、各話ごとに異なるアプローチで読者を楽しませる工夫がされている点は良かったところだと思います。
謎解きに挑みたい方にはもちろん、ライトに推理物を楽しみたい人にもおすすめです。
<特におすすめしたい方>
謎解きを楽しみたい方
日常の合間の軽い読書を求める方
読書習慣を身に付けたい方
ドラマを視聴して興味を持った方
『アリバイ崩し承ります』 – ネタバレ解説考察記事

